Well-beingを目指して、メンタルヘルス問題が深刻になる前の「予防」教育的介入に取り組む研究者であり、研究をより多くの人に繋げる実践者を目指しています。
特に遺伝的・環境的に不安や抑うつになりやすい人がストレス下に置かれた場合などに、レジリエンス力を発揮できるよう、ストレスや幸せについての知識を持つこと、それらの実践を続けやすい環境を作ることの2つが必要だと考えています。大学院では、認知行動療法(CBT)を活用した予防プログラムの効果の検証などを行いたいです。
◯関心のあるキーワード
不安・抑うつ・レジリエンス・予防的介入・CBT・マインドフルネス・ストレスマネジメント・自己肯定感・アクセプタンス・セルフヘルプ・ポジティブ心理学・家庭不和
◯対象
特に危険因子を多く持つ子供や青少年。次に具体例を示します。
・生物要因:親がメンタルヘルス問題を持つ
・心理要因:自己肯定感、セルフアクセプタンスが低い
・社会要因:貧困家庭、ひとり親家庭、愛着形成問題
◯研究デザイン
・介入グループとそうでないグループ二者間の長期的な比較
・生物学的指標(モノアミンなどの神経伝達物質、脳波計測)
・質問紙調査と共分散構造分析
◯滝沢先生の研究に合っていると思う点
・大きな目標としてWellbeingを目指されていること
・予防や早期介入、レジリエンスの重要性に注目されていること
・最新の技術の使用を推奨されていること
・研究者であり実践者として、将来国内外で活躍したい意思があること
◯抑うつや不安などの症状の背景には、不確実さ不耐性や認知的柔軟性、反芻や自動思考などの認知の特徴があると分かっている。
◯認知特性と不安について質問紙にてデータを集め、共分散構造分析を行い、関係性を検証をする予定である。
◯この結果は、さらに的確な問題の理解と対処法の検討につながると考えられる。
◯日本の普通と呼ばれる枠組みにおさまらない個性豊かな生徒たちと人間関係を築き進路探究のメンターをした。
◯複数の生徒で行う長期プロジェクトのファシリテーションをした。
◯Googleスプレッドシートを活用し、インターン生がフェードバックを同期的に得て、PDCAを速く更新できる環境を整えることで英語授業の改善を行なった。